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AS/NZS CISPR22:2002への移行期間終了を迎えて

Issue 37
2004年02月02日

オーストラリアおよびニュージーランドのITE製品に関しては、有効規格となっていたAS/NZS 3458が本年1月に移行期間を満了し、CISPR 22ベースのAS/NZS CISPR 22:2002に切り替わる予定となっておりました。しかし、特にNATAはCISPRの通信ポートの測定方法には疑義を投げかけており、ACAとしてもCISPR 22における通信ポートの測定に関する問題が国際的に解決するまでは、EN55022をAS/NZS CISPR 22と同等に扱うこととしたようです。つまり、2005年08月01日までは、EN 55022:1994、もしくはEN 55022:1998の測定方法がAS/NZS規格として認められるということです。

『ACA』のホームページに関連事項のアナウンスがありましたので、以下に紹介させて頂きます。なお、下記の日本語訳はJEL訳です。あくまで参考用の邦訳ですので、内容に関することはACAホームページをご覧下さい。

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ACA HP [Industry fact sheets_fsi14]より抜粋

CISPR 22への変更【上記訳】

AS/NZS CISPR22:2002規格は、2年の移行期間を経てAS/NZS 3458と置き換わり、適用になる。しかしながら、この規格内の通信ポート試験は、CISPR 22における通信ポート問題が国際的に解決するまで、強制的に行わなくてもよい。
CISPR 22が改訂されている間は、EMC規制の取り決めとして、供給者がEN 55022に従っていることの宣言を許可する。このEN 55022とは、AS/NZS CISPR 22に直接的に等しいものであるとみなされている。
2003年07月22日に発行されたEUの官報によると、EMC規格のEN 55022:1998とその改訂版A1:2000は、あと2年延期される。
ACAはEUに従い、2005年08月01日までEN 55022:1994もしくはEN 55022:1998を認める。2005年08月01日から新規格EN 55022:1998の強制執行に従うことがACAの意図するところである。
以上


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